フランクミュラーについて
FRANCK MULLER(フランクミュラー)は、独立系時計師が立ち上げたブランドの中でも、もっとも成功したブランドです。1991年に設立してわずか数年で、世界的な有名ブランドとなりました。
このページでは、そんな『フランクミュラー』の基本情報、主なコレクション、ブランドメモおよび参考ページを紹介しています。
フランクミュラーの基本情報
創業年 | 1991年 |
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創業者 | フランク・ミュラー |
創業地 | スイス ジュネーブ |
現在地 | スイス ジュネーブ |
公式サイト | http://www.franckmuller-japan.com/ |
フランクミュラーのブランドメモ(歴史、エピソード、評価など)
独立系時計師が立ち上げたブランドの中でも、もっとも成功したブランド。1991年に設立してわずか数年で、世界的な有名ブランドとなる。
フランク・ミュラーは1958年、ラ・ショー・ド・フォンに生まれ。ジュネーブの時計学校を優秀な成績で出た時計師(本来3年かかる技術を1年間で習得したという)。
卒業後、多くの時計メーカーからのスカウトの声をすべて断り、独立系時計師となる。当初はアンティークウォッチの修復に着手し、世界的な名声を獲得。その後、芸術的にも優れ、技術的にも画期的な時計を発表し続けている。
1986年、初めてのオリジナル・ウォッチを製作。自動振動(フリー・オシレーション)という新機構を組み込んだ独自のトゥールビヨンだった。この機構で特許を取得するとともに、複雑系時計師としてもその名を知られることになる。
1987年にミニッツリピーター付きトゥールビヨン、1989年にはさらに永久カレンダーを組み込むなど、ブランド設立前から時計界の話題を常に集め続ける。
ブランド設立後は、時針と数字によるダブル・ジャンピングアワー、レトログラード・セコンド、ダブルフェイス・クロノグラフ、リピーター作動インジケーターなど、独自の機構を次々に発案。
1995年にはウォッチランドを建設。すべての時計製作と若手育成の教育、そしてコレクションを展示。1998年からは、それまでジュネーブサロンで行ってきた、年に一度の新作発表をこの地に移し、「WPHH」という独自の発表会も行っている。
2004年、経営陣との確執によりウォッチランドを離れるも、2005年には復帰。新開発の自社ムーブメント2種を発表している。
※【パロディー商品名「フランク三浦」商標登録問題】フランク・ミュラーのパロディー商品名「フランク三浦」について、特許庁がミュラーの申し立てを受けて2015年9月、「ミュラーへの『ただ乗り』だ」として商標登録を取り消し。その後、商標登録した大阪市の会社が特許庁の判断を取り消すよう求めた。2016年4月12日、訴訟の判決が知財高裁であり、鶴岡稔彦裁判長は「イメージや外見が大きく違う」として、「フランク三浦」側の勝訴とする判決を言い渡した(参考:フランク三浦が勝訴 フランク・ミュラーの主張認めず:朝日新聞デジタル)