カルティエについて
このページでは、『Cartier(カルティエ)』の基本情報、主なコレクション、ブランドメモおよび参考ページを紹介しています。
カルティエの基本情報
創業年 | 1847年 |
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創業者 | ルイ・フランソワ・カルティエ |
創業地 | フランス パリ |
現在地 | フランス パリ |
公式サイト | http://www.cartier.com/ |
カルティエのブランドメモ(歴史、エピソード、評価など)
世界屈指の名門ジュエラー。宝飾品からバッグなどの革製品まで、多彩な商品バリエーションを持つ世界的なブランド。
最高峰の宝飾店で、腕時計も別格。19世紀から王侯貴族のための宝飾品を製作しており、エドワード7世の「王の宝石商であるがゆえに、宝石商の王」という言葉は有名。
1899年、ルイ・カルティエがパリのラ・ペ通り13番地で開店したのが始まり。
1904年、世界初の男性用腕時計を製作。飛行機に情熱を燃やす大富豪アルベルト・サントス・デュモンから「飛行中にも使いやすい時計が欲しい」との話を受け、彼のために腕時計を製作。その名を時計の名称とした。角型の時計で現在も定番モデルである「サントス」の原型となる。
1905年、当時最高の時計職人といわれていたエドムンド・ジャガー(のちにジャガー・ルクルトを創設する人物)と独占契約を結び、部品製造から組み立てまでをカルティエで行なう体制が実現。
1906年、初の市販モデルとして「トノー」が誕生。
1911年、「サントス」製品化。
1917年、「タンク」誕生。これは第1次大戦で初めて登場した戦車のキャタピラからインスピレーションを得て、ルイがデザインしたもの。のちに多くのバリエーションを生み、主力モデルのひとつとなる。
1931年、水泳好きだった現モロッコ・マラケシュのパシャ(太守)であるエル・ジャウイ公から「水泳中でも使える時計」を依頼され、同社初の防水時計が完成。防水時計といえば、すでにロレックスがオイスターケースを発表していたが、カルティエは独自の機構リューズ・ブロッキング・システムを開発、角型時計のタンクに防水性能を与えた。1941年に丸形の防水時計が、「パシャ」の名で発売される。
1942年、ルイ・カルティエ死亡。
1999年から「コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ」と名づけられたシリーズを発表。このシリーズの時計はすべて外側に赤いレザー、内側にはマホガニーの特製化粧箱に収められ、ルーペ、セーム革、レザーのトラベルポーチがついてくる。「コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ」のラインナップは、すべて機械式のムーヴメントを使用。超薄型はもちろん、トゥールビヨン、ジャンピングアワーなど複雑時計も含まれている。
ピアジェ、ボーム&メルシエが参加したカルティエ・グループを形成し、1993年にはヴァンドーム・グループを設立。
現在はさらにリシュモン・グループに拡大し、時計界の一大勢力を形成している。